昨夜、新国立劇場での「ワーニャ伯父さん」を観劇。
最後に残るのはやっぱり、
チェーホフの描く
「日常の辛さをどうにもできないのか、少し何かが変わったのか。でもやっぱりこのやるせない気持ちは続いたまま人生も続くのか」
いろんな考えがじわじわ巡っちゃう、そんな想いだ。
悲劇で喜劇。
どの人物も愛おしかったな。
その愚かさも含めて。
伏見蛍さんのギターがとても素敵で、ご自身が事前録音した音源と同期しながらの演奏部分もすごくよかった。
二幕頭の演奏の後、一人小さくずっと拍手していたよ、私。
ろうそくの火の揺らぎが優しくて、なんか胸がじわっとあったかくなるワーニャ伯父さんでした。