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宇和島伊達博物館・秋の特別展で素晴らしい職人技を拝見しました「鐔職人・山下秀文さん」

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先日イベントで宇和島に帰省した時に、伊達博物館の秋の特別展を拝見しにいきました。

 

 

研人さんと、宇和島伊達第13代ご当主・伊達宗信さんの奥様の実紀ちゃんと3人で。

 

 

明倫小学校の2歳先輩に、二度も日本一に輝いた鐔作家の山下秀文さんという素晴らしい職人さんがいらっしゃるなんて、存じ上げなかったのですが、10月8日(日)はちょうど鐔の製作実演会が行われていて、山下さんから直接お話を伺うことができました。

 

 

なんと、鐔は、1年から1年半に1作品しか作れないのだそうです。

1mm四方の中に40もの線を引いていく作業など、見ているこちらは、気が遠くなりそうな細かい作業でした。

人間業とは思えない技ですが、長年培われた「感覚」「感触」で仕上げていく過程は、絶対に機械では作り上げることのできないものでした。

 

 

山下さんに教えていただくまで全く知らなかったのですが、刀は、七つの各分野の職人さんの技を結集して作り上げられるのだそうです。

たとえば、七つのうちの一つである「鐔製作の工程」。

鐔職人さんが、他の六つの作業を含めた刀全体のバランスを考えずに、ただ、鐔の美しさや出来栄えだけを重要視して鐔を完成してしまうと、決して刀は完成しないのだそうです。

 

 

現在この技を持っていらっしゃる鐔職人さんは、日本にたくさんはいらっしゃいあmせん。

受け継がれた技・伝統を未来に継承していく役割が、山下さんのこの腕と心にかかっているのだなと、感動と尊敬の思いで見つめました。

 

「美は細部に宿る」

 

その言葉がぴったりで、山下さんが感覚を研ぎ澄ませて繰り返す作業から生み出されるものは、「美」以外の何物でもありませんでした。

 

今月10/28(日)まで行われている秋の特別展は、見応えがありますよ。

 

名刀が展示されている他、

 

なんと、宇和島伊達家の歴代ご当主の甲冑が11領もずらっと展示されているのです。

 

伊達博物館始まって以来のことだそうです。

 

宇和島市民の皆さまも、そして宇和島外からいらっしゃる皆さまも、是非とも見て頂きたいのです。

 

是非、伊達博物館に足をお運びください。

 

今年から伊達博物館の館長に就任された土居先生は、私が明倫小学校に通っていた時代にお世話になった先生なのです。

先生がたくさん写真を撮ってくださり、ブログに掲載してくださりました。

「伊達博通信」ブログからもお写真を拝借。

 

ブログも是非読んでください。

http://datehaku.blogspot.jp


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