12/8(土)に、宇和島市吉田中学校で、
「吉中愛顔未来フェス」
が開催されました。
吉田中学校の子供達が、災害後に助けてくれた人たち、お世話になった人たちに感謝の気持ちを届けたいと企画し、それを周りの大人達が強力にサポートするという、そんな形のイベントでした。
当日は本当に寒い日でしたが、体育館もまだ復旧していない吉田中学校のグラウンドでの開催。
宇和島のJCの皆様や、諸先生方、そして協力してくださった皆様が寒い中、駐車場の整理や会場設営・撤去などなど、ボランティアでやってくださっていて、その姿もとても印象的でした。
西村校長先生が、
「子供達のこんな楽しそうな笑顔、見たことないです」
とおっしゃってました。
食べ物のブース、物販のブース、体験のブース、どのブースにも子供達がスタッフとして付いていて、それもよかったです。
子供たち自身が主催者という、その形が、あの和やかな雰囲気を作っていたのかなあと思います。
私もボランティアで出演させていただきました。
11月初めに行った「おかえりコンサート2」の子供実行委員会の後に、西村校長先生から
「吉田中の復興イベントのオープニングセレモニーで、全校生徒と一緒に『続く未来』を歌っていただけないでしょうか?」
と言っていただき、喜んでお受けいたしました。
午前中のオープニングセレモニーでは、今度出来上がる石碑に刻む言葉を、子供達が考えて発表する場もありました。
「忘れない あの日のこと。忘れない 命の尊さ。未来へ踏み出す僕らの一歩」
「当たり前の毎日を送れるのは、多くの人の支えのおかげです。どんな時でも皆で助け合おう!」
「ピンチをチャンスに!」
などなど、どれも印象的でしたが、
「食べれる、笑える、生きている、それだけで幸せ」
と書いていた中2の子達のプラカードが胸に刺さりました。
今更ながら、「おかえり」という3年前にかいた曲の
「おかえり ただいま 温かい声
見慣れた風景 小さな奇跡」
自分の歌詞に改めて胸が痛みました。
この夏以降、子供達がどんな風に過ごしてきたのか、垣間見た気がしましたし、それを乗り切る笑顔を持っている子供達だったことを誇りに思いました。
寒空に向かって一緒に歌った、この日の「続く未来」を忘れません。
宇和島出身の歌手・空大樹くんとは、初めて二人で「おかえり」を歌いました。
控え室も空くんと一緒。
用意されていた子供達からのメッセージも嬉しくて、持って帰りました。
この日はほとんどグラウンドにいましたが、本当に寒い一日だったんです。
そんな中、ずっと楽しい司会でイベント全体を盛り上げてくださった、やのひろみさんに心から感謝いたします。
凍えながら作業してくださっていた音響スタッフさん、イベンターのみなさんのお口に、たこ焼きを1個ずつ放り込んでいったのも、いい思い出です(笑)。
宇和島水産高校のブースで、魚拓を取ったり、
点字でネームカードを作ってみたり、
もーにくん、もーにちゃん、みきゃん、吉田くん、ゆるきゃらも勢ぞろいでしたよ。
心はぽかぽかになった「吉中愛顔未来フェス」でした。
関係者の皆様、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!