鯛めしのこと書いてたらまた食べたくなってきた。
コロナでしばらく宇和島にも帰れないし。。。。
あれ、宇和島でちゃんと鯛めし御膳食べれたのっていつだっけ?
と思って辿ったら、出てきた写真が
天赦園での竹灯籠コンサートの時のだった。
コンサート前にいつもみんなで頂いてたのです。
しかも、私や研人さんの写真なくて、まぁくんが食べてる写真しか出てこなかった・・・。
あっれーーーー。
この年は、天赦園築庭150周年記念の年で
女優の紺野美沙子さんにもご出演頂き、伊達家の物語を朗読して頂いた特別な「竹灯籠コンサート」だったんです。
この竹灯籠コンサートをまだ知らない方にご紹介したいっ!
天赦園は、宇和島伊達の大名庭園です。
私が子供の頃は、保育園の遠足でお弁当食べたり、写生大会したりさせてもらった場所です。
お殿様のお庭だったところ、だなんて全く知りませんでした。
コンサートは夕方暮れる前の天赦園から、夜の天赦園までを楽しんでいただこうと、16時半頃に開場し、17時から開演です。
本来天赦園は夜は開放していない場所なのですが、この時は特別に、会場内、お庭の通路には竹灯籠が置かれています。
芝生の広場にも竹灯籠のオブジェや、地元の幼稚園児が絵を描いた、和紙や、ペットボトルで作った灯籠も置いてあったりします。
私たちがリハーサルをしている時は、写真のようにお昼間の青空の下、のどかな雰囲気の中で行っています。
ステージはなんと、春雨亭というお殿様の書院だった場所です。
池を挟んで中洲にも客席があります。
美沙子さんと研人さんが朗読のコーナーのリハーサルをしているところを後ろから激写しました。
「本番のその時の雰囲気を楽しみましょう。あまり決めたりしないで。」
と美沙子さんがおっしゃって、リハーサルといっても、ほとんど場所確認と、音響の西下さんのために、少し流した、くらいでした。
お庭を見てる美沙子さんの後ろ姿、好き。素敵♡
まだ暮れてしまう前に開演するので、開演からしばらくは写真みたいな感じで明るいです。
研人さんの鍵盤の位置からはこんな風にお庭と客席が見えるみたいです。
このお庭にも、竹灯籠がたくさん並んで、夜になると、その光が揺らめくのです。
夜になると景色は一変して、幻想的な雰囲気になります。
客席から見ると、春雨亭の前の池が揺らめいて、
暗闇に私たちがいるステージがぽっかり浮いているようにも見えるそうです。
見てみたいな。客席から。
紺野美沙子さん登場のシーン。
清楚な白いワンピースがとても美しかったです。
そして伊達家の物語 朗読シーンは、扇谷研人の即興ピアノが演奏される中、美沙子さんの語り。
即興の前奏のようなものが始まった瞬間、
まるで大河ドラマが始まる時のようで、鳥肌が立ちました。
あ、朗読中の私は譜めくり(物語台本めくり)してます。
即興なので譜面はなくて、研人さんは、美沙子さんが朗読している本を譜面台に置いています。
この回は、本当に特別な「竹灯籠コンサート」でした。
記念の年に相応しいようにと、私、振袖をドレスにリメイクしてもらいました。
衣装製作は、サンホラでご一緒したダンサーたけちゃん(松村武司さん)の奥様・絵衣子さんです。
母の成人式の振袖が蘇った瞬間でした。
もちろん私も成人式で着た振袖☆
絵衣子さんは本当に素敵な衣装を作られるんです。
ご自身がバレエダンサーだった方なので、動きやすいように、とか、照明が当たった時に綺麗なように、とか、いろいろステージならではな目線で考えてくれます。
絵衣子さんと出会わせてくれたのは、亀井登志夫さんの奥様・知永子さんでした。
このご縁に感謝しています。
実はこの年以降、春雨亭の修繕などもあり、天赦園ではコンサートできてないんです。
以前からずっと
「一度見てみたいわ、竹灯籠コンサート」
と言って下さってた女優の山口いづみさんを宇和島までお連れしたタイミングでもあったので、
余計にあの回は特別でした。
なので打ち上げに大女優が二人も!
いづみさんと美沙子さんの会話をそばで聴けるのがとても楽しかったです。
コンサート翌日は、
山口いづみさん、紺野美沙子さんも一緒に宇和島城へ登りました。
なんと、宇和島伊達第13代ご当主・伊達宗信さんのご案内で!
殿直々に色々なお話をして下さって、これまた特別でした。
宇和島城天守閣内にある茂本ヒデキチさんの墨絵の前で記念撮影。
宇和島のこと、もっともっとご紹介したいなあ。
いいところいっぱいあるんです。
食べ物も美味しいです!
今はみなさん遠出はできないと思いますが、
この状況が落ち着いたら、是非宇和島にもいらしてくださいね。
懐かしい2016年の竹灯籠コンサートの写真がいっぱい出てきたので色々upしちゃった。