Quantcast
Channel:    シンガーソングライター花れん                   
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2181

「ifi(イフアイ)」観劇して来ました

$
0
0

先週末になりますが、2日続けて、青山劇場で上演されている「ifi(イフアイ)」を観劇して来ました。
http://ranjyu-ifi.com

photo:08



研人さんが、作曲・アレンジ・音楽監督を務めている舞台で、今年宝塚を退団されたばかりの蘭寿とむさん主演のダンスエンターテインメントです。
寝る間も惜しんでずーっと研人さんが頑張っていたこの舞台、やっと見る事ができました。

1日目は女優の山口いづみさんと、ご長男で俳優の山口賢人くんと、そして私の妹と4人で。

楽しいランチ後に観劇。

photo:02



photo:03



2日目はバイオリンの梶谷裕子ちゃんと、その娘ちゃんと3人で。

photo:07



いや~、まずはですね、客席に座った瞬間に、舞台の美しさに「ほー」ってなりました。

そして始まってからは、まだストーリーも何も展開してないのに、音楽が鳴り始め、照明が動き始めたら、もうわくわくわく。

ものすんごい、照明と映像が素晴らしかったです!!!!
あの照明と映像、プロジェクションマッピングの美しいこと!!!
溜息が出ました。

そして音楽、素晴らしい~。
どれだけのお客さんが、「これが生演奏だ」ということに気付くだろう、きっとオケが流れてるとしか思わないだろうなあ~と思いましたが、私には、舞台上には見えていない、バンドの皆さんの熱い演奏姿が目に浮かびました。
息つく暇もなく曲が次々演奏されるので、「ひゃ~」と思いながら聴いてましたが、ドラムの新村くんのリードがい~い感じにテンポ感を創りだしてましたし、ベースの山田さん(梶谷裕子さんの旦那様)は、アコースティックベースと、エレベをすんごい早さで持ち替えてるなあとか、そんなこと思いながらニヤニヤして聴いてました。
ギターの大西くんの、あのシーンの空間系のギター(こんな言い方じゃ意味分からないと思うのですが・・)がさいこー!と思いながら聴いたり、アンズちゃんのバイオリンの素晴らしいさに頷きながら見てたり( ^ω^ )
バイオリン、ひずませたりしてたよ。「これ、ギターひずませてる音じゃないな。バイオリンだ!」とか。
姿が見えないので、逆に面白いって面もありました。

鍵盤のお二方は、これは大変だっただろうなあ~と思うような展開でしたが素晴らしい演奏でした。
音楽監督助手も務めてくれた堀倉彰くん。
彼はとてもできる男なんです。
彼が17歳の頃から知ってますが、まだまだ若い彼、これからも本当に楽しみです。
堀くんがいなかったら、もっと大変な現場になっていたから、本当に感謝です。堀くん、ありがとー!

研人さんのピアノの音色は、どこで聴いてもやっぱり研人さんの音色だなあと思いました。
舞台上の役者さんやダンサーの皆さんと心をひとつにして感情を合わせながら演奏しているなあと感じながら聴いてました。

音楽のことばかり書いてしまいましたが、この作品、ダンサーの皆さんが凄いんです!!!
凄すぎて、口あいたまま見てました。

マドンナのツアーダンサーとしても活躍されている世界的なダンサーであるケント・モリさんをはじめ、私の好きな佐藤洋介さん、白河直子さん、そして、日本人男性ダンサーとして初めてシルクドソレイユの舞台に出演された辻本知彦さん、BADBOYS OF DANCEを主宰されているラスタ・トーマスさん(奥様もすんごいダンサーの方)などなど、凄すぎるメンバーが至る所で凄いダンスシーンを繰り広げてまして。
どこに目をやってよいのか分からない贅沢なシーンがたくさんたくさんありました。

役柄上、辻本さんと、ライアン・カールソンさんが一緒に踊るシーンがあるのですが、あのお二人が一緒にジャンプしたときの高揚感ったらないですね。
滞空時間半端ないんですけどーーーー。
あれって、ホバリングなのか??
ホバリングじゃないかっ(  ゚ ▽ ゚ ;)
って思いましたね。
すごいよーーー。

洋介さんと、ラスタさんのコンビ。このお二人のダンスの美しいことっ。
繊細で羽のように軽やかで、溜息が出ますね。

白河さんのダンスは、相変わらずすごかった・・・。
あの方の肩の動きや重力を感じない動きが好きです。
肩関節が柔らかすぎて、
「か、関節の可動域、おかしーだろーーーΣ(゚д゚;)!なんでそんなところから腕が出てくるの??その向きで??」って、口が縦にあんぐりしてしまうようなしなやかさでした。
ふーーーっ。
白河さんとアレクセイ・ジェロニモさんのペアがとても良かったです。

ケント•モリさんとPちゃん(ストーリーボードP)のコンビは、まさにミュータントでしたね。
あの二人の創りだす世界観は独特で、ケントさんの周りにPちゃんがアメーバーのようにうねっていました。
どうやったらあの動きが出来るんだろうか(・ω・)ノ
あの身体はいったいどうなってるんだろうか。

ベースの山田さんが
「Pちゃんは、階段登るときも、なんか、音もなく、アメーバーのように登る」
って言ってました。
そーだろーなーーー。すごいなーーー。
わー、わー、わー。

ダンサーの方ってすごい。
身体であんな風に表現できるって、すごいなー。
どれだけの鍛錬を重ねてあそこまでのエネルギーを発せられるようになるのか・・・。
尊敬します。

役者のジュリアンさん(蘭寿さんの相手役)、めーーーーっちゃよかったーーー!!!
もうAバージョン終わっちゃったからネタバレにもならないよね。
(この舞台は、蘭寿さんの相手役をジュリアンさんが務めるAバージョンと、LE VELVETSの黒川拓哉さんが務めるBバージョンがあります)

劇中、ラストの方で流れる映像があるのですが、この映像のジュリアンさんの表情がもーーーーさいこーーーー!!!
なんであんな表情できるの~!!
いやーん。
あんな目であんなこと言われたーい(^~^)
ってくらい胸がきゅんとして、涙が出ます。
あの映像の後は、鼻をすする音があちこちで聞こえましたね。
私的には、あのシーンで全てが完結する、ってくらい重要で印象に残るシーンでした。

演出の小林香さん。
今回の舞台も、香さんの特徴がよく出た作品でした。
彼女のファンタジーのような世界観はとても美しいです。
そして、香さんは
「物事は、自分自身の見かたによって、美しくなる。
 世界は美しい光に満ちあふれてるんだよ」
ってことを言いたかったんだろうなあ。

ラスト辺りの白いシーン(出演者が白い衣装でみなさん踊ってるシーン)は圧巻で、感動的でした。
光と希望に満ちあふれていました。

蘭寿さんのもう一人の相手役、パク・ジョンミンさん。
この方も華のある方ですねー。日本語が時々可愛かったです。
あっ、差し入れの韓国海苔、ありがとうございました。
お家で美味しく頂きました≧(´▽`)≦

最後に、主演の蘭寿とむさん。
つい最近まで宝塚男役のトップとして活躍されていた方ですが、本当に華のある、かっこいい方でした。
ステージに立つだけであんなにも凛とした華やかさが漂うなんて、素敵だなあ。
そしてそしてお人柄が本当に素晴らしいのがよく分かりました。
研人さんが、毎日のように
「蘭寿さんは本当にいい人なんだよー。今日もこーであーで。この時もあーでーこーで。救われる。がんばんなきゃ。」
と話してくれてたので、
やはり、トップに立たれる方というのは、実力ももちろんだけれども、人格者なんだなあと思っていましたが、それがカーテンコールを見て確信に変わりました。
お客さんからも、そして一緒に出演しているキャストからも心から愛されている蘭寿さんの姿は、見ていてとてもハッピーな気持ちにさせてくれました。

明日からBバージョンが始まるため、研人さんは、今日はその稽古に行くようですが、残り数公演、まだチケットも取れるようです。
ぜひともこの素晴らしいメンバーによる「ifi(イフアイ)」の世界をご覧下さい。

特にダンサーの方は是非ご覧になったらいいと思いますよー!
私はまた東京公演最終日に観に行くつもりです。

観劇2日目は、終演後、バンドさんたちと一緒に、食事に行きました。
ステージ袖で起こっていることや、作り上げられるまでのお話、楽屋でのお話など聴けて、また見るのが楽しみになりました。
このお店ナイスチョイスだったなー。おいしかったー!

photo:04



photo:05



photo:06


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2181

Trending Articles