一昨日8月18日、宇和島市内にある、矢野良恵先生のところのアンテナダンススタジオをお借りして、「おかえりプロジェクト」主催で、フラダンスの振付ワークショップを行いました。
お忙しい中、宇和島や宇和、愛南町、八幡浜でフラを教えていらっしゃる先生方を含め、希望者の方々約20名弱がご参加くださいました。
誠にありがとうございました!
先生方のフラは、美しくて、ため息が出ました。
みなさん、フラを、ハワイ文化を愛されているのだなあということを感じましたし、
自然や人を大きく受け入れるハワイの文化が、この笑顔を生みだすのだなと思いました。
「おかえり」という曲は、未来を担う子供達に、夢を持ってほしい、そして故郷を大切にしてほしいという想いで作りました。
彼らが大人になった時に躓くことは何度でも起きるでしょう。
それは今大人な私たちもそうですが。
その時に、自分を応援してくれた見送る風が吹いた場所を思い出すことがあるでしょう。
その場所や人を思い出して温かい気持ちになったり、また頑張ろうって思えるような、そんな歌になったらいいなと思っています。
この歌は、もう一つ、2001年にハワイ沖で起きた「えひめ丸事故」の被害者の方々への慰霊の意が込められています。
この事故で9名の方が亡くなりました。
遺体が見つからなかった方もいらっしゃいます。
「おかえり」という言葉は、彼らの魂も笑顔も、潮風に乗って、ハワイから宇和島にかえっておいで、そんな想いが込められています。
「おかえり Hawaiian version」は1番の歌詞が日本語、2番の歌詞がハワイ語になっています。
ハワイ語の歌詞には、特にそんな慰霊の想いが詰まっています。
この歌詞は、ハワイに住み、宇和島が大好きというManakoが書いてくれました。
とっても素敵な美しい歌詞です。
ハワイにいる彼らと、東京にいる私と、facetimeでやりとりしながら、
「こんな想いをハワイ語の歌詞に込めてほしい」
と、伝えて、出来上がりました。
facetimeで彼らとやりとりをしながら、何度も涙が出ました。
Manakoたちとのやりとりの時間は、
起こってしまった悲しい事故を消すことはできないけれど、
今生きている私たちが、笑顔で繋がっていたい。
優しい気持ちを歌や踊りに乗せたい。
そんな温かいもので溢れていました。
Manakoは、フラダンスの先生たちにもハワイ語を教えるような、ハワイ語のスペシャリストです。
「おかえり」の歌詞は、そのManakoの先生にも、最終的にチェックをしていただいて出来上がったものになります。
彼にこの歌詞を書いてもらえたこと、そしてたまたま東京に仕事で来るタイミングが「おかえり Hawaiian version」のレコーディング時期と重なったため、彼の歌声も収録させてもらえたのです。
こんな奇跡的なことがあるでしょうか?!というくらい、様々なものがタイミングよく繋がり、たくさんの方の助けを頂いて出来上がったのが、この「おかえり」という歌です。
私にとって奇跡のような曲。
今、宇和島でも、子供達や大人の合唱団の皆様が歌ってくださっています。
嬉しくてたまりません。
その、ハワイアンバージョンには、フラダンスの振付がつけられました。
ハワイ語の部分は、ハワイにいる、ペイジ・オカムラさんと、カレフア・カワアさんが、作詞者のマナコー・ミラノさんと一緒に作ってくださいました。
是非、たくさんの皆様に踊っていただけましたら幸いです。
12月13日(日)に開催予定の「おかえりコンサート」では、たくさんのフラの皆様にも出演いただけますように・・・。
先日のワークショップの時に、振り確認のために撮った動画がありますので、こちらをご覧ください。
このワークショップに、素晴らしいスタジオを無償でお貸しくださったアンテナダンススタジオの矢野ご夫妻に心から感謝申し上げます。
その矢野良恵さんのフラのお教室に、先日またお邪魔してきました。
ハッピーな人たちばかりなんですよー、このお教室!
笑顔が素敵な皆様と、楽しいひと時でした。