辛島美登里さんコンサート

辛島さんの歌声を生で聴かせていただくのが初めてだったのですが、第１声から、涙が出てきました。
なんと美しく温かい声なんでしょう。
ただ綺麗な声の人はたくさんいますが、そうではなく、本当に美しいのです。

確かなスキルに裏付けされた、その演奏・歌唱技術。
でもそれを感じさせない心の歌。

細かい部分までとても丁寧で、そこに、辛島さんご自身の生き方が表れているのだと思いました。
とても丁寧に、ひとつひとつを大切に生きてらっしゃる方なのだと確信しました。

「サイレントイブ」は、圧倒的過ぎて、涙腺崩壊。
この歌ができた経緯なども初めてお聞きし、もうこれからはこの歌を聴いた時には、私には渋谷のあのスクランブル交差点しか思い浮かびません。

歌詞も秀逸で、言葉選びにもひとつひとつ唸りながら、なおかつ涙を流しながら聴きました。

なんていうんでしょうか・・・。
例えて言うなら、
雨の日に、静かに雨音を聴く、穏やかな空気感。
そう。心がどんどんと穏やかに、波が消えていき、さざ波すらちゃんと波として感じられるくらい、機微を感じる静けさ。
そんな始まりでした。
そして二部になると、そこに温かい光が増えていき、上を向いて外の世界へ出て行くような気持ちになりました。

あぁ。
これでいいんだ。
美しくていいんだ。

なんだか、そう思わせてくれたコンサートでした。

辛島さんご自身がとても穏やかで柔かくまっすぐな方でした。
お会いして、やっぱり、とても丁寧に生きてこられた方だと頷きました。

はぁー。ほんとにいいコンサートだったぁ≧(´▽｀)≦

これから、辛島さんのツアーが始まりますよ。

研人さんも、バンマスで参加させていただきます。