昨夜は、目黒のブルースアレイに、マリンバのSINSKEさんと、二胡のWeiWeiWuuさんのライブを見に行きました。
初めて知りましたが、マリンバも二胡も、ローズウッドを使っている楽器なんですね。
同じ素材を使ったこの2つの楽器が合わないわけがないということで、お二人で始められたコラボレーションライブだそうです。
昨夜は、「プラスアルファ」と題して、ピアノのtamaさんと、パーカッションのnotchも加わって4人での演奏でした。
二胡もマリンバもソロでの演奏でも空間すべてを支配できる素晴らしい楽器です。
その音色は、二胡はどこまでも粘る・伸びる響き。
伸びて伸びて、次へつなげる楽器なんだなあと思いました。
マリンバは水面を滑るように跳ねていく軽やかな風みたい。
この楽器は、叩き続けて音を
軽快な音楽もとても似合う、でもなんだかお母さんのお腹の中にいるときに聞いた音みたいな。
そう二つの楽器は、「懐かしさ」を感じさせてくれる音色の楽器なんです。
時間も空間も超えて、スーーーッとどこか違う世界へと誘ってくれる。
本当に素晴らしい楽器たち。
そしてお二人の演奏がすごすぎて、涙が出ました。
特に、二部の頭に1人ずつソロで演奏した
WeiWeiさんの「二泉映月」とSINSKEさんの「Notos」。
これは、ツーーーっと涙が伝い落ちました。
静かに自分自身の心の湖に落ちていくような、そんな感覚でした。
ピアノのtamaさんと、パーカッションnotchの演奏もとっても素敵だったあ。
notchが、「合奏って、難しいですね」ってあとでメールに書いてたけど、「合奏」って言葉がなんだかしっくりくる、そんなライブでした。
誰かと合わせ奏でる、その楽しさを感じました。
SINSKEさんとは、メールでやりとりしたり、お互いの新しいアルバムを贈りあったりはしてましたが、直接お会いするのは随分久しぶりでした。
もしや・・SINSKEさん家でのカニパーティーの時以来では・・・?
相変わらずの男前。
そして、彼にはキュートさと爽やかさが加わるのですよ。
これがまた、女性の心をくすぐる感じです。
研人さんがピアノでサポートさせていただいた時の演奏姿でもそう思ったけど、昨夜は、特に感じたこと。
SINSKEさんはピーターパンみたいだぁ≧(´▽`)≦ってこと。
少年から少しだけ青年になったピーターパンみたい。
マリンバの上を縦横無尽に、飛び跳ねるの。
誰かの頭をチョンとつついて回るいたずらっ子のような顔をする時もあれば、
なんとも言えない切ない顔をして優しくかすかな音を響かせる時もある、
ほんとにセクシーキュートな殿方ですわ。
WeiWeiさんが、SINSKEさんのことを
「ライオンキングになる前の、キングの息子」
だという表現をしてましたが(笑)、なんかわかる~。
この人はキングになる人なんですねえ。
WeiWeiさんとは、2006年に、客船飛鳥で出会いました。
もう9年も前のことになるんですね。(2005年だと思ってたら2006年でした)
船上での、凛とした演奏姿は今でも目に焼き付いています。
そのクルーズは、アジアクルーズだったのですが、ベトナムや香港、シンガポールを回りました。
香港からは、WeiWeiさんとマネージャーさんと私の3人でマカオにも行ったりしました。
ハプニングいっぱいのマカオ行きでしたが、香港からマカオに向かう船の中で
「これまでで一番面白かった出来事」を一人一つずつ出し合って話したり、楽しかったなあ。
私は自分の人生の中で結構辛い時期だったので、WeiWeiさんにとても癒されました。
あの時の私があるから、今の私がある。
いろんなことを思い出して、客船飛鳥での出来事とも相まって、昨夜のWeiWeiさんの二胡の音色は心に深く沁み入りました。
音楽は時空も超えて、ずーーーっと続いてきた心のさざ波をそっとなだらかにしていってくれるものなんだなって感じました。
ちっちゃいけど香港での写真が出てきたよー。
懐かしいなあ。
↧
「Rose Woods プラスアルファ」素晴らしい響きを堪能してきました。
↧